眠気の限界突破
夜勤をしていてつらいのが、急に襲ってくる眠気です。
実際看護師以外の仕事をしている人と話をしていると、「夜中に仕事していて眠くなることはないの?」という質問をよく受けます。
答えを先に言ってしまうと、はっきりいって眠いです。
夜勤も一日二日くらいならよいのですが、それがシフトを交互にしながら連勤十数日に突入してくると体力も限界を超えるようになってくるので、自分で意識をしていないときにふっと眠気を感じてしまうようなことがあったりします。
本格的に居眠りをしているところを見つかると厳しい先輩にかなりこっぴどく叱られてしまうのでかなり気を遣っているのですが、この一瞬の隙間に感じる眠気というのはなかなか自分の意志だけで抗うというのは難しいですね。
どうしようもなく眠気を感じるときには、仮眠を短くとるようにするのが一番効果があります。
眠いときに寝るのだから当たり前といえばそうなのですが、眠いからといってそれをむりに押さえつけようとするとかえって気力が持たなくなってしまうので、どうしても眠いときには数十分だけでも目を閉じて軽く眠るとかなりすっきりとすることができます。
病院内には仮眠室もありますから、休憩時間を全て睡眠にあてるということも大切な時間の過ごし方になります。
眠気を忘却の彼方へ
休憩時間までかなり時間があるときに眠くなってきたときには、できるだけ周囲を歩きまわったり人と話したりするようにしています。
とにかく眠いという気持ちをよそにそらすようにしていくということが一番の眠気対策になるようです。
同僚の看護師の中には眠気対策のためにとにかく口を動かすのだと飴やチョコといったものを食べていた人がいましたが、その副作用で数ヶ月で5キロ近くも体重を増やしてしまっていました。
夜中にものを食べるのはそもそも太りやすいですから、それを連日繰り返してしまうといかに看護師という仕事が過酷な労働でもあっというまにカロリーオーバーになってしまいます。
食べ物では太るからと、かなり濃い目のブラックコーヒーを飲むという人もいました。
強烈なカフェインは確かに睡魔に対して有効なのですが、あまりにもガブガブと飲み過ぎてしまったために耐性ができてきかなくなって、ちょっと依存症っぽくなって常に飲んでいないと落ち着かなくなってしまったというケースもありました。
私はというとちょっと胃が弱いという体質もあってコーヒーはうまく飲み続けることができませんでした。
私なりの方法はと言われるとちょっと返答につまるのですが、看護師としての勤務歴が何年かになってくると、それぞれが自分なりの防御対策を身につけることができるようになっていることがほとんどのようです。
結局のところ気合がものを言うのですが、間違っても眠気のせいで重大なミスをしてしまったというようなことがないようにしっかりしていきたいと思います。