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連勤も慣れっこに

また先日はスタッフの人員不足を埋めるべく10連勤をしてきたところです。
今では10連勤も「またか」という感じになってきましたが、たまに看護職以外の人と話をすると「どんだけブラックなんだ」というような反応をされるので、慣れというのはおそろしいものだと思い直しているところです。
ここのところまた新人スタッフが数人まとめて辞めてしまったということもあり、たまの休みがあってもまたすぐに連勤に入るというような状況が続いています。
その分先月などはかなり高い給与を得ることはできたのですが、それにしたってせっかくの休みが疲れて一日寝てるだけというような状況が続くというのは楽しい人生とは言えないような気がします。

もしも旅行

そんな環境ですから、この前休憩時間に不毛ながら同じ看護師さんたちと「思いっきり休める連休があったらどうしたい?」というような話になりました。
最初は「どうせ何日あっても寝てるだけ」という冷めた反応をしていた人たちも、実は心の中にはやりたいことがあったらしく、その時はかなりもりあがった話になりました。
中でも海外旅行に行きたいと一人が言い出したあたりからかなりみんな乗り気になってきて、もしどこに行ってもいいとしたらどのあたりに旅行に行きたいかという話にまでなりました。
学生時代はお金がないながらもいろいろと海外旅行をしてきたという年代の人がたくさんいたこともあって、どこに行くならどういう方法がよいかということもアドバイスしてもらったり。

私個人としてはそれほどたくさん海外旅行に出かけたことがあるわけではなかったので、行くとしたらそんなに遠いところよりはみんなよく知っているような有名な観光地がいいなと思いました。
初心者らしくハワイなんていいだろうし、時間が許されるならイタリアやフランスなどヨーロッパ各地を転々とめぐるような旅もしてみたいです。
ですがそういったことを言ったところむしろ周囲の反応はそうではなくて、もっと人のいないような秘境に行きたいというような意見が相次ぎました。
アンコールワットやマチュ・ピチュのような遺跡や、エアーズロックやナイアガラの滝など周囲が全部自然といったところも行きたいというふうにいわれ、なんとなく納得をしてしまったところです。

考えてみれば看護師としてこう連勤が続くとどうしてもしている仕事も殺伐としたものになりがちですから、どうせ遠いところに旅行にいくのであれば日常の生活をすっかり忘れることのできる、知り合いに絶対に会わなくてすむようなところの方がよいのかもしれませんね。
しかし考えてもそれが実現する可能性というのは限りなく低く、会話が終わったあとなんとな場が静かになってしまったというのが悲しい現実です。