耐え難いときもある
看護師として勤務をしていると、毎日のように新しく人と出会いがあります。
というふうに書くとよい話のようですが、残念なことに新しく出会える人のすべてが心地よく迎え入れることができるタイプの人とは限りません。
むしろ病院という痛みやつらさを伴う場所だからこそ、そのストレスを勤務するスタッフにぶつけてくるような人もいるというのが現実です。
私も仕事ですからある程度は耐えますが、それでも時々は怒りが最高潮に達して思わず手が出そうになってしまうようなこともあります。
今回はそんなガス抜きの意味も込めて、これまで勤務してきて思う「もういい加減にして」と思うことについて話をします。
勤怠管理ちゃんとできてる?
私が最初の頃に赴任した病院は個人経営のクリニックだったので、出勤や退勤をするときの勤怠管理方法が昔ながらの出席簿タイプでした。
基本的には、毎日出勤時と退勤時に専用の用紙に手書きで書いて残します。
ですが人によっては月末に一気に記入したり、忙しい時や慌てているときなど記入し忘れてしまうこともしばしばあり、それで本当に勤怠管理がちゃんとできているのか?というのが不思議で仕方ありませんでした。
そして私が不信感を持つ決定打として残業をしたのにもかかわらず、その時間が反映されずサービス残業として書き換えられてしまうということがありました。
これにより私はその病院で働くことに耐え兼ね、今の病院に転職したのです。
今の病院に決める時には勤怠管理の方法がどういったものを使っているのか、というのを事前に話を聞いてチェックしました。
候補としてあった病院のいくつかは前の職場同様に出席簿タイプが結構あり、それらを割けて最終的に今の職場へ。
ICカードを使ってデータでしっかり管理してくれるタイプの勤怠管理でした。
このタイプの勤怠管理であれば不正がし難くなりますし、なりより簡単なので楽ですよね。
働いた対価として貰える給料なので安心して働けるためにも職場選びの際には勤怠管理についても事前にチェックしておくのがいいと私は思います。
おえらいさんは扱いづらい
そして職場の環境として問題になりやすいのが「おえらいさん」
看護師として勤務をしていて扱いづらいと他の同業の人たちとも意見が一致しているのが、「外の立場で行動しようとする人」です。
具体的に言えば、公務員などで上級職についている人や会社役員などいわゆる「おえらいさん」の部類に入る人たちです。
私たちにしてみれば、外での立場がどうであれ病院で診察に訪れる患者さんは同じ症状の同じ立場の人なのですが、どうもそうした人たちは普段から自分が優先的に扱われるのに慣れているらしく、ちょっとした順番待ちや言葉遣いなどに対して非常につっかかるような上から目線の態度をしたりします。
入院をしていても、ふつうは自分でするだろう仕事までいちいち看護師を呼びつけてはさせようとするような態度をするので、忙しいときなどは「お前がやれよ!」と本当に切れそうになります。
お金を払っていてやってる、というようなまるで高級ホテルにいるかのような態度をするので、そういった人たちを見ると本当にうんざりします。
もっとひどいときには忙しいというのにいちいち呼び止めては仕事ぶりがどうとか、考え方がどうとか説教じみたことを長々と講釈してくれたりするので必要なとき以外はできるだけ話しかけないようにしています。
しかし裏を返せばそうした人たちは普段は自分が何かしなくても周囲が持ち上げてくれるので、入院中など相手をしてくれる人がいない状況では寂しくて仕方ないのかもしれませんね。
同情はしますが、それでも仕事をしている身としてはかなり迷惑です。
もちろんクレーマーは面倒で仕方ない
それと面倒なのがいちいち人のあら捜しをしてくるクレーマータイプの人です。
これは男女とも見かけるタイプなのですが、その場で仕事をしている人とつぶさに観察してはどこかでミスをしていないかということを発見していちいち報告してきたりします。
何が楽しくてそうしているのかはよくわかりませんが、文句や苦情を並べることが自分の義務であるかのような態度をしているので大変働きづらいです。
ミスをしなければよいと言われればそうですが、いちいち細かい作業まで見られていたりすると思うとちょっとぞっとすることもあるので、もう少し落ち着いて療養してもらいたいと思うところです。